2023年度第3四半期決算のお知らせ
2024年02月08日
ぴあグループは本日、2023年度第3四半期の決算発表を行いました。
<当社グループの当第3四半期の業績>
・連結売上高 287億29百万円(前年同四半期は売上高239億91百万円)
・営業利益 9億86百万円(前年同四半期は営業利益4億52百万円)
・経常利益 9億40百万円(前年同四半期は経常利益3億29百万円)
・親会社株主に帰属する四半期純利益 7億26百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益9億40百万円) ※ソフトウェアの一部減損による特別損失1億50百万円を計上したことによるもの
当社が事業基盤とする国内レジャー・集客エンタテインメント市場は、各種集客制限も撤廃され、これまで抑制されてきたエンタメ活動への反動消費に伴いライブ・イベント開催の動きが活発化し、当社シンクタンクであるぴあ総研の調査でも、コロナ禍前を凌ぐ規模に復調しています。しかしながら、興行規模の拡大、チケット単価の上昇等により、市場全体が堅調な推移を辿っていますが、資材や物流費、人件費の高騰の影響を受け、今後の見通しは楽観できないものと考えられます。
こうした経営環境下、新たな中期経営計画(2023~2025年度)の初年度となる当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、スポーツジャンルの活況や人気アーティストの全国ツアー、ドーム規模の来日公演の大型案件等により、取扱高ベースでは1,800億円規模となり、第3四半期連結累計期間での過去最高の水準。主催事業や出版商品、ぴあアリーナMMの稼働率等が堅調だったことも伴い、営業利益は前期比で倍増し、経常利益においても期初想定を上回る形で推移しています。
基幹事業群(チケット流通を中核としたバリューチェーン事業)の実績は、コロナ禍前を上回る形で好調に推移し、こうした基幹事業群の力強い回復によって中期経営計画初年度としての通期目標の達成は十分に見通せる状況にあるが、諸物価の上昇や社会・業界全般的な人手不足等の問題の顕在化により、一定の減速リスクがあるものと想定しております。
加えて、新規事業群においては、本格的な事業化の端緒にあり、基幹事業群の好調を背景に、戦略的投資を継続。人的資本の確保・拡充を当社経営の中核に据えた人的資本経営にも注力し、従業員の採用や待遇改善を進めております。
通期連結業績予想につきましては、第4四半期以降の集客エンタメ市場の減速リスク、新規・トライアル事業群の戦略的投資の強化、経営全般に及ぶ人的資本の確保・拡充、加えて関西・大阪万博の大規模受託事業の帰趨が不透明なこと、等を勘案した。通期連結業績予想については、期初(5月)公表の予想数値を据え置くものの、全社一丸となり、公表数値を上回る着地を目指します。
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